レーシック:メガネでトラウマその3

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メガネでトラウマその3

あれは忘れもしません。

授業中に、ふと、視線を感じ、教室の窓の方に目をやると、な、な、なんと!!

私にラブレターをくれた男の子と目が合ってしまったのです。

しかも、その時の私は、虹色に輝くフレームのメガネをバッチリかけていました。

なんだかその男の子に妙な顔をされたのを、今でもはっきり覚えています。虹色に輝くメガネ越しに、はっきりとその男の子の表情が見てとれたのです。

嫌な予感がしました。

そしてその予感は見事に的中してしまいました。

放課後、、私は、その男の子と同じクラスの別の男の子から衝撃的なことを告げられてしまったのです。

「あのな。あの手紙はなかったことにしてほしいって。やっぱりメガネは嫌なんだってさ。メガネをかけなければ可愛いのに。って」

がーーーん。でした。

まあ、今の私なら、そんなメガネをかけたくらいで、簡単に気持ちが変わってしまうような男は、こっちの方からお断りよ。っていう感じで、強気の姿勢を見せることもできたでと思います。、 ですが、当時の私は、とても傷つきやすい女の子でした。生まれて初めてラブレターをもらった男の子から、メガネをかけたせいで、あっさり心変わりされてしまったのですから。

それは、それは、乙女心に深い傷を刻むデキゴトになってしまいました。

目が悪いせいで、目が悪いいせいで、こんな悲しい目に遭わなければならないなんて、

ああ、ひどすぎる、あんまりだ。

と、当時の私は、悲しくて悔しくて情けない思いをしました。

それからの私は、すっかりそのデキゴトがトラウマになってしまい、メガネをかける度に、心がズキズキと痛むようになってしまったのです。

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